科学関係で使われる英単語は少し専門的であり、敷居が高いという方も少なくないと思います。
たしかにいきなりNatureやScienceといった学術誌に手をだすのは難しいかもしれません。
そこでこの記事では、まずは英語に慣れるという意味で、大衆向けの科学に関する雑誌を紹介します。
この記事の内容
子供向けの英語科学雑誌
まずは子供向けの雑誌を見ていきます。
子供向けではありますが、英語圏の子供向け雑誌はとても内容が濃いです。写真やイラストも豊富なので、楽しく学べるでしょう。
National Geographic Kids (ナショナル・ジオグラフィック・キッズ)
National Geographic Kids (ナショナル・ジオグラフィック・キッズ) は 6-14才を対象とした、動物の生態・恐竜などを主に特集している雑誌です。
世界的に知名度の高いナショナル・ジオグラフィックの子供向け雑誌です。
3-6才向けのLittle Kidsもありますよ。
Kids Discover (キッズ・ディスカバー)
Kids Discover (キッズ・ディスカバー)はアメリカでは小学校の授業で教材として使われることもある雑誌です。
対象年齢は6-14才で、生命科学、地球科学、宇宙・物理学といったジャンルの中から、興味のあるところを選んで読むことができます。
Ranger Rick (レンジャー・リック)
Ranger Rick (レンジャー・リック)は7~12才を対象とした雑誌で、野生動物や環境保護に関する記事が豊富です。
4-7才向けのRanger Rick Jr.、0-4才向けのRanger Rick Cubもあります。
howstuffworks.comによる科学英語の勉強
howstuffworks.comは、物の仕組みを説明したサイトです。
物といっても、社会や経済の仕組みまで含めた広い意味での物の仕組みが勉強できます。
一番充実しているのは科学系で、科学英語や技術英語のほぼ全領域をカバーしています。
単なる例文集とは違って、その物を説明するために短めの文章になっているので、どのようにして複数の文を組み立てていくのかということも同時に学ぶことができます。
YoutubeやPodcastでの学習教材も提供しているので、楽しみながら理系英語を学べます。
英語の科学雑誌
最先端の研究成果の解説もある、より本格的な科学雑誌としては、こちらの3雑誌がおすすめです。
Discover(ディスカバー)
Scientific American (サイエンティフィック・アメリカン)
専門的な内容も掲載されますが、研究者ではなく一般読者向けに編集されていて、高い専門性がなくても読めるように書かれています。
Popular Science (ポピュラー・サイエンス)
Popular Science (ポピュラー・サイエンス)は1872年に創刊された歴史あるアメリカの雑誌です。
科学とテクノロジーに関する記事を多数取り扱っています。
一昔前は日本語版が複数の出版社から発行されたこともありましたが、いずれも残念ながら廃刊になってしまいました。
Discover(ディスカバー)
Discover(ディスカバー) はアメリカのニュース雑誌 ”Time”(タイム)から派生した科学誌です。
たくさんのテーマが掲載されています。ポッドキャストもあるので、リスニングの練習にも使えます。
Scientific American (サイエンティフィック・アメリカン)
Scientific American (サイエンティフィック・アメリカン)は1845年に創刊された、一般向け科学雑誌としては世界最古の雑誌です。
日本語版は日経サイエンスという名前で発行されていますので、併せて読んでみてもいいですね。
第一線で活躍する研究者によって書かれていて、これまで150名以上のノーベル賞受賞者の記事もあります。
関連サイト・図書
この記事に関連した内容を紹介しているサイトや本はこちらです。
まとめ
最後に今回の内容をまとめます。
- 科学英語はまずは子供向けの雑誌で慣れる
- アメリカの一般向け科学雑誌はどれも密度が濃い
- 200年近い歴史があるScientific Americanには日本語もある
今日も【医学・生命科学・合成生物学のポータルサイト】生命医学をハックするをお読みいただきありがとうございました。