うがい薬はいろいろなタイプがありますが、有効成分はどれもほとんど同じです。
この記事では、どのような成分が入っていてどんな市販薬があるのか、そして「怖い喉の痛み」があることをお伝えします。
この記事の内容
いろいろなうがい薬と成分
うがい薬は、炎症を抑えることを目的にしたものと殺菌消毒消臭を目的としたものがあります。
炎症を抑える成分 (消炎薬) は、炎症を抑え口内炎や咽頭炎 (のどの炎症)による痛みをやわらげます。市販のうがい薬に入っているのはアズレンという青い成分です。
殺菌消毒薬は口やのどの微生物を減らしその増殖を防ぎます。セチルピリジニウムまたはポピドンヨードがよく使われています。
もし手洗い・うがいに気をつけても風邪を引いてしまった場合は、かぜ薬についての解説もご覧ください。
【医師おすすめ】 市販かぜ薬の選び方 【風邪薬7種類の比較】
代表的なうがい薬一覧
薬局やインターネットで購入できる代表的なうがい薬をご紹介します。
浅田飴 AZ うがい薬
炎症を抑える成分: アズレン
清涼成分: メントール
ヨウ素を含まず、アズレン単独のうがい薬です。大容量(1本で250 mL) なので、家族で使えます。
パブロンうがい薬 AZ
炎症を抑える成分: アズレン
清涼成分: メントール
新コルゲンコーワうがい薬
抗菌・消毒成分: セチルピリジニウム
清涼成分: メントール
テピカうがい薬 CP
炎症を抑える成分: アズレン
抗菌・消毒成分: セチルピリジニウム
清涼成分: メントール
ルルうがい薬
抗菌・消毒成分: セチルピリジニウム
清涼成分: メントール
イソジンうがい薬
抗菌・消毒成分: ポピドンヨード
清涼成分: メントール
明治うがい薬
抗菌・消毒成分: イソジン
清涼成分: メントール
ケンエーうがい薬
抗菌・消毒成分: イソジン
清涼成分: メントール
トローチ・飴
うがい薬のような液体ではなく、飴のような形で有効成分が入っているものもあります。
アイストローチ
抗菌・消毒成分: セチルピリジニウム
清涼成分: メントール
ひんやりとした飴で、糖分が含まれていないので糖尿病気味の方でも使いやすいです。
ピタス のどトローチ
抗菌・消毒成分: セチルピリジニウム
清涼成分: メントール
危険な喉の痛み3つ
最後に、「喉の痛み」だと思っていても実は危険なものを紹介します。これらに当てはまる場合には、病院で見てもらいましょう。
唾液を飲み込んでも痛くない
風邪で喉が痛む場合は、唾液を飲み込むと痛みが強くなります。
逆に、唾液を飲んでも喉の痛みが強くならないなら喉ではなく首の痛みかもしれません。
ひねったとか寝違えたとかであればいいのですが、明らかな覚えがない場合、他の原因があるかもしれません。
例えば、心筋梗塞の場合、しばしば「首の痛み」と感じる方もいらっしゃいます。
口を開けにくい・息苦しさがある
扁桃 (へんとう)にうみがたまってしまう扁桃周囲膿瘍 (へんとうしゅういのうよう) や、食道から気管に分岐する場所にある喉頭蓋 (こうとうがい) というところに細菌が感染しているである喉頭蓋炎は、重症化すると気道を圧迫し、最悪の場合は呼吸できなくなる恐れがあります.
これらの場合、口を開けにくいとか息苦しいといった症状が現れるのが特徴です。
目や鼻といった全身の粘膜にも症状がある
薬物エネルギーがひどくなった場合、スティーブジョンソン症候群を引き起こすことがまれにあります。
この場合、全身中の粘膜がただれるので、口や喉の粘膜だけではなく、例えば目の充血などがある場合にはすぐに病院を受診する必要があります。
関連サイト・図書
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まとめ
最後に今回の内容をまとめます。
- うがい薬は消炎・消毒成分が基本
- うがい薬と似た成分が入った飴もある
- 危険な喉の痛み3つはすぐに病院へ
今日も【医学・生命科学・合成生物学のポータルサイト】生命医学をハックするをお読みいただきありがとうございました。