プレゼンや申請書のおすすめフォント 【日本語・英語両方のフォント】

大事なプレゼンや申請書を準備する時に、どのようなフォントを使えばいいのか気になりますね。

この記事では、フォントの使い分けやオススメフォントについて紹介しています。

日本語のプレゼンではゴシック体、申請書は明朝体を使う

文字の種類を書体と呼びます.

日本語には明朝体やゴシック体などいろいろな書体があります。

ビジネスや研究発表といった、「真面目」な場では、明朝体またはゴシック体を使うのが基本です。

明朝体は横線に対して縦線が太く、線の末端に止めや払いやのウロコがある書体
ゴシック体は横線と縦線の太さがほぼ同じ太さでウロコがほとんどない書体

https://news.allabout.co.jp/articles/d/37664/

明朝体は、可読性が高く長文でも目が疲れない書体です。

一方で、ゴシック体は明朝体よりも視認性が高くよく目立つ書体です。

文字量が多くなる申請書などの書類では明朝体を、プレゼンのスライドなど、「見せる資料」にはゴシック体が向いていると言われています。

英語のプレゼンではサンセリフ体、申請書はセリフ体を使う

日本語と同じく、英語のフォントにも書体があります。

「セリフ」という日本語のウロコに相当する飾りがついたセリフ体と、ウロコがない (サンといいます) サンセリフ体の大きく2種類あります。

使い分けはこのとおりです。

セリフ体 = 明朝体 (長文の文書)
サンセリフ体 = ゴシック体 (スライド)

プレゼンに使うスライドだけでなく、ポスターも要点を端的に説明するものであり、読ませるというよりは見せるという意図が強くなるのでサンセリフ体 (ゴシック体) を使うといいでしょう。

クリアタイプフォントを使用する

スライドではクリアタイプ (ClearType) フォントを使用すると良いでしょう。 Cleartype フォントとは文字の輪郭を滑らかにすることで美しく表示されるフォントのことです。

単に美しいというだけでなく、目が疲れにくく読み手に優しいという利点もあります。

MSゴシックやMS明朝などのフォントは、クリアタイプではないので資料の見栄えが悪くなってしまいます。

クリアタイプのものであれば、Windowsならゴシック体ならメイリオや游ゴシック、明朝体なら游明朝がおすすめです。

Macならゴシック体はヒラギノ角ゴや游ゴシック、明朝体ならヒラギノ明朝体や游明朝を選ぶといいでしょう。

英文サンセリフ体ならSegoe (シーゴー) UI, Calibri (カリブリ), Helvetica Neue、英文セリフ体ならTimes New Roman, Minion Proあたりを選択するのがいいと思います。

日本語と英語が混じる文章の場合

日本語と英語が混じる文章の場合は、英数字に英語のフォント、日本語の部分には日本語のフォントを使うのが基本です。

この時の注意点として、日本語がゴシック体ならその中の英数字はサンセリフ体、日本語が明朝体なら英数字はセリフ体を使うなどの雰囲気を合わせることが大事です.

また、英語のフォントは日本語のフォントと比べて小さく見えることが多いです。どうしても気になるなら、英語のフォントだけ文字サイズを少し大きくして見え方を揃えると良いでしょう。

太字と斜体はそれぞれ対応するフォントを使う

MSゴシックやMS明朝などの日本語のフォントには太字に対応していないものが多いです。

このようなフォントでも、例えばBボタンで「太字」にすることはできますが、この時には元の文字をずらして重ねるということが行われ、結果として字が潰れてしまったり字間が広がってしまったりして視認性が低下してしまいます。

太字を使いたいならば、太字に対応したフォントを選ぶのが最も良い方法です。

日本語のフォントならメイリオや游ゴシック、游明朝体、ヒラギノなどに太字が用意されています。
英語のフォントであればCenturyを除いて主要なフォントが太字に対応しています。

日本語フォントは全て斜体に対応していないので斜体にすることはできません。

英語のフォントは焼酎の意味は格別の実を持たせるので斜体イタリック体を使うことがしばしばあります。

英語フォントのほとんどは斜体に対応しているので問題ありませんが、Centuryなどの一部では斜体に対応していないので文字を斜めにしただけの疑似斜体になってしまいます。

やはりSegoe (シーゴー) UI, Calibri (カリブリ), Helvetica Neue、Times New Roman, Minion Proあたりから選ぶのがいいでしょう。

フォントだけでなく行間や字間にも注意

この記事ではセリフ体・サンセリフ体の使い分けや、具体的なフォントについて紹介しました。

正しいフォントについて知るのは第1歩なのですが、フォントだけでなく字間や行間の基礎知識も持って初めてスタート地点です。読みやすいフォントの特徴 【行間隔・字間隔の設定法も】にそれらを解説しているので、ぜひ分かりやすい文章作成に役立ててください。

関連サイト・図書

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All About

伝わるデザイン

まとめ

最後に今回の内容をまとめます。

  • 文書には明朝体 (セリフ体)、スライドにはゴシック体 (サンセリフ体) が基本
  • 日本語英語が混ざっている場合は、それぞれのフォントを使い分ける
  • 太字と斜体は対応しているフォントを選ぶ

今日も【医学・生命科学・合成生物学のポータルサイト】生命医学をハックするをお読みいただきありがとうございました。

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