インフルエンザにかかった後にできる5つのこと
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【生命医学をハックする】運営者 (@biomedicalhacks)。生命科学研究者、医師・医学博士。プロフィールはこちら

インフルエンザにならないのが一番ですが、もしかかってしまったらどうしましょう?

この記事では、かかってしまったあとにもできる5つのことについてまとめました。

インフルエンザは予防が重要

風邪やインフルエンザの季節には、感染せずに健康でいるのは難しいこともあります。
通勤電車の中などで、すでに感染している人が咳・くしゃみをしたりすると、ウイルスが空中の飛沫を介して簡単に拡散しています。

インフルエンザは12月から2月の間にピークになりますが、秋から春までずっとシーズンが続きます。
アメリカの疾病管理予防センター(CDC)の統計では、インフルエンザはアメリカだけで年間2000万人以上に感染しています。

インフルエンザは予防が重要です。インフルエンザシーズンが本格化する前の10月に毎年インフルエンザの予防接種を受けると、まだインフルエンザに感染する可能性があるものの、それほど重症にならずにすみます。

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インフルエンザにかかった後にできる5つのこと

インフルエンザにかかった場合、症状が最初に現れてから早期に抗ウイルス薬を服用すると、病気の期間を短縮できます。

それ以外に、家でできる対処法を5つ紹介します。

しっかり休養する

24時間から48時間ほど、熱が下がるまで、できる限り他の人との接触を避けます。休養中は、頭の下に追加の枕を置き、より快適に眠れるようにしましょう。
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しばしばうがいをする

喉が痛い場合は、水または塩水でうがいをしましょう。うがいにより喉の腫れを抑え、粘液をほぐすのに役立ち、細菌やアレルゲンなどの刺激物をのどから取り除くことができます。

亜鉛トローチをなめる

亜鉛は口から服用することで、風邪の治療に役立ちます2011年の臨床試験の分析によると、症状が発現してから24時間以内に経口用亜鉛を取ると、風邪の症状を緩和したり期間を短くしたりするのに有効であることがわかりました。

1日1〜2個のトローチ (のど飴みたいなタイプ) を使用するといいでしょう。

亜鉛は抗生物質やペニシラミン(関節リウマチ治療薬)などの薬剤と相互作用する可能性がありますので、これらの薬を飲んでいる方は注意です。

十分に水分摂取をする

熱が出ると、脱水症状になりやすいので、十分な水分を摂取することが重要です。脱水になると、侵入しているインフルエンザと戦うための免疫細胞がそこに行きにくくなったりしてしまいます。

チキンスープをとる

American Journal of Therapeuticsに掲載された研究では、カルノシンと呼ばれる鶏肉スープの化合物が、初期の頃に体の免疫系がインフルエンザと戦うのに役立つことがわかりました。

Chest誌に掲載された別の研究では、チキンスープには、症状を緩和し、上気道感染を短縮する抗炎症効果があることが示唆されました。
スープには、鼻づまりを和らげ、水分補給を助け、鼻やのどの炎症を鎮静化させる手助けもあります。

関連サイト

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まとめ

最後に今回の内容をまとめます。

  • インフルエンザはワクチンによる予防が基本
  • しっかりと休養し水分摂取
  • 亜鉛トローチやチキンスープも有効

今日も【生命医学をハックする】 (@biomedicalhacks) をお読みいただきありがとうございました。

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