スマートデバイスで生活習慣病を防ぐ 【スマートウォッチと体組成計】

健康診断の結果、血圧や血糖値などで異常を指摘されてしまった方は、最初は特に睡眠・食事・運動といった生活習慣の改善をすすめられます。

少し前までは自分の睡眠や運動を客観的にみることは難しかったのですが、最近は「健康的な」生活を後押ししてくれるスマートデバイスがいろいろ増えてきました。

この記事では生活習慣病になりにくい体質をつくるのに役立つスマートデバイスの今を紹介します。

スマートウォッチ

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心拍数や睡眠計測をしてくれる健康志向のスマートウォッチが出てきました。

Fitbit Versa 2というスマートウォッチには運動リマインダー機能があり、これをオンにすると「この1時間であと何歩歩きましょう」というような通知が届きます。

心拍数も計測されていて、心拍数・年齢・性別・体重などの情報からどれだけのレベルの有酸素運動になっているかを表示することができます。水深50mまでの耐水にも耐えられるようになっていて、水泳にも対応しています。

Garmin VenuというスマートウォッチにはFitbit Versa 2の基本的な機能に加えてGPSが搭載されているためトレーニングコースの記録もできます。

また睡眠状態の計測もしてくれて、レム睡眠、浅い睡眠、深い睡眠を識別できる他、1日のエネルギー状態を点数化してグラフ表示してくれます。

Boddy Batteryという項目があり、元気いっぱいの状態を100として、心拍数や睡眠状態・運動量などを分析して1日のスコアが算出されます。活動をしていくと点数が下がるものの、睡眠の質によって点数が回復するため、トレーニング強度を決める指標にもできるかもしれません。

基本的な機能を満たしつつ圧倒的にコスパが高いスマートウォッチはMiスマートバンド4で、4000円程度と手心な価格ながら心拍数を常時計測したり、デスクワークの天敵である「座りすぎ」を通知してくれる機能の他、簡易的な睡眠モニターも搭載されています。

スマート体組成計

ただ体重を測る体重計ではなく、スマホにデータを転送できるような体組成計を選べば、体重計に乗るだけでデータが蓄積され、過去のデータからの推移を確認することができます。

iPhone向けのヘルスケア、アンドロイド向けのグーグルフィットなどのアプリと連携できれば、歩数などさまざまな健康データとも一括で管理でできます。

体重計・体組成計の大手メーカーであるオムロン社のカラダスキャンは、体重はもちろん、体脂肪率・内蔵脂肪レベル・基礎代謝・骨格筋率といった7つの項目をわずか4秒で測定し、スマホにデータを転送できます。

健康でおいしい食事で有名なタニタグループが開発したインナースキャンデュアルは、低周波・高周波の両方 (デュアル) を使ったより精密な体組成計測ができ、筋肉の状態まで点数化してくれます。脈拍を測定し、運動するときの目標脈拍も表示するので、日頃から運動を心がけている人に特に向いています。

スマートウォッチも紹介したXiaomi社が開発したMiスマート体組成計は、10の計測項目から「ボディスコア」を計算 (100が最高) してくれるだけでなく、改善のためのアドバイスが表示されるようになっています。

体脂肪率を計算する電気の通りやすさは体の水分量や体温変化などで変わるので、より正確に調べるには起床後や就寝前など時間を決めて、長期での変化を追うようにするといいです。

まとめに代えて

この記事では健康の維持をサポートしてくれるスマートデバイスについて紹介しました。最近では、心臓の健康管理にも使える脈波伝搬速度 (病院でも測定されています) を測ることができる機種Body Cardio (2020年5月現在は医療機器認定の手続きが進行中)なんかも出てきました。

スマートデバイスをうまく活用して健康増進に役立てたいものです。

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